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お米を大事に食べたくなる写真 ~田植えはまだまだチカラ仕事~

こんにちは。
地域おこし協力隊のヤマグチです。

小さい頃ヤマグチの親や祖父母がこんなことを言っていました。

「ちゃんときれいに食べるんだよ。米一粒に百人のお百姓さんの気持ちがこもってるんだから

ちょっと検索してみても似た言い回しはあまりヒットしなかったので、地元もしくは家独自のものかもしません。

その外にも有名なところでは

「米一粒、汗一粒」
「ご飯粒を残すと目がつぶれる」
「米一粒に7人の神様がいる」

などなど……
世の中には似たようなことわざや言い伝えがたくさんあるようです。

「お米を作るのは大変。大事に残さず食べなさい」という昔から続く教えですね。

先日まちの農家さんの田植えを見学させていただきました。
機械化、効率化が進んだとは言え、まだまだチカラ仕事も多く、皆さん汗をかきながら一生懸命に作業されていました。

「田植え」と聞いて、田植え機で運転する映像しか浮かばない部類だったヤマグチですが、皆さんはいかがでしょうか?

今回はそんな田植えの様子を写真中心にまとめてました。

汗一粒:ハウスから苗を積み込み

まず田植えする場所までハウスから苗を運びます。

きれいに育った苗
みどりがまぶしいです
専用のフレームを乗せた軽トラ
ここいっぱいに苗を積み込みます
苗の下は泥になっているので足元が非常に不安定
真ん中の板の上を一輪車で運びます
苗箱一つは約6kg
お父さんは両手でひょいひょい積んでいましたが
ヤマグチは一つずつ慎重に…
数十個やっただけでも指先が痛くなりました。情けない…
いっぱいに積み込むと一輪車は50kg以上に
板の段差がある上に泥で滑りやすく、一輪車の操作がとても難しかったです
フレームに合わせて積み込みます
軽トラ1台で苗箱の数は約100箱
綺麗に積み終わりました
これを田植え場所に運んでようやく田植えが始まります


・・・

汗二粒:田植え中の作業

田んぼまで苗を運んだら田植え機にセットします。

これでようやく田植えがスタートですが、もちろん植えていけば苗の補給が必要。田植え機と一緒に移動しながらタイミングを見て補充していきます。

また「レーキ」と呼ばれる熊手やトンボに似た道具を使い、手作業でトラクターのタイヤ跡をならしたり、浮いた雑草などを取り除きます。

前方についた苗のせ台へ苗箱を載せる
そして苗箱から出して田植え機に苗をセットします
肥料なども随時補充が必要です
こちらは一袋20kg
重い…
手が空けば「レーキ」を使った作業も進めます


・・・

汗三粒:空いた苗箱を洗って回収

田植え機に苗をセットして空いた苗箱は、すぐに洗って回収していきます。
また来年、きれいな苗を育てるために大切な作業です。

土や根っこがついた空の苗箱を回収
専用の道具でキレイになるまで
ザブザブ洗っていきます
中には回転するブラシ
穴に詰まった根っこも取れてピカピカに
これを苗箱の数だけ(〇千回?)繰り返します


・・・

最後に

こちらの農家さんでは、これら作業を毎年ゴールデンウィーク頃に約1週間から10日間実施し、田植えがようやく終了するそうです。

「米」という漢字の成り立ちは、米作りの工程が88(八十八)あることから「八」+「十」+「八」=「米」になったそうです。田植えも米作りの一つの工程に過ぎません。

残さずおいしく食べること。(お米に限らず)

皆さんの汗を見ながら、そんな単純で当たり前なことを改めて大切だと感じました。

ここまで目を通してくださった方にも、少しでもそんな思いが伝わったら幸いです!

・・・

今回は、田植えの作業風景を写真を中心にまとめてみました。引き続き、ヤマグチが得たモノ・コト・ヒトを少しづつ発信、共有していこうと思います。

何か一つでもひっかかった部分がもしあれば、他の記事や町のHP・SNSなども覗いて頂けたら幸いです。

田上町について、お時間を割いて下さりありがとうございました。
地域おこし協力隊のヤマグチがお届けしました。

今回お世話になった方
【有限会社ライス・イア・コープ】
https://home.tsuku2.jp/storeDetail.php?scd=0000047888

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