お米の苗3,200箱が3時間でハウスに並んだ
こんにちは。
地域おこし協力隊のヤマグチです。
皆さん主食はお米派ですか?パン派ですか?
麺派の方もいらっしゃるかもしれませんね。
お米派の方、おめでとうございます。今回はお米に関するお話です。
パン派、麺派の方、ごめんなさい。いつかパン、麺にもフューチャーしようと思うのでご勘弁ください。
ヤマグチが移住した田上町は、言わずもがな米どころの新潟県。
町のどこを切り取っても田園風景が映り込むと言っても過言ではないかもしれません。
今回は先日見学に伺ったお米作りの一部をご紹介しようと思います。
「お米作り」というとどうしても田植えや稲刈りをイメージしがちですが、実際の工程は1年がかり。その工程のほんの一部である「苗下ろし」の作業を見学させて頂きました。
伺った農家さんは機械化が進んでおり、当日は12人と助っ人の「ハコベルコン」君と「ベルノ」ちゃんで作業。
彼らの働きもあり、総重量16,000kgもある苗3,200箱が、わずか3時間でハウスいっぱいに敷き詰められていきました。
苗を育てる工程「育苗」
当然ですが田植えの前に植える苗を育てる必要があります。
それを「育苗」と言います。
今回伺った農家さんでは、種をまいて温室で3日ほど育てた苗をハウスに並べ、田植えできるところまで育成する方法をとっていました。この他にも田んぼや畑で育てたりするパターンもあるようです。
苗は育苗箱と呼ばれる規格化された箱に種まきされています。この箱に入っているおかげで、効率よく作業や運搬が進んでいました。育苗作業はお米作りの工程の1割以上を占めているそうで、効率化に力が入れられているのも納得です。
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「苗下ろし」の作業工程と助っ人
当日の作業工程は
育苗箱の積まれた台車が重機で搬入される
台車から育苗箱を降ろし「ハコベルコン」君に乗せる
「ハコベルコン」君から流れてきた育苗箱を「ベルノ」ちゃんに乗せる
「ベルノ」ちゃんから流れた育苗箱がハウスに敷き詰められる
と、このような感じ。
この日は育苗箱を3,200個敷き詰めるのがゴールです。
長さ約50mあるハウスは写真で見るよりも広く、ここいっぱいに敷き詰めると思うと「結構な重労働だな……」と感じましたが、終わってみればわずか3時間で作業は終わってしまいました。
お待たせしました。効率よく作業が進んだ立役者をご紹介します。
「ハコベルコン」君と「ベルノ」ちゃんです。
機械導入前は作業時間はもちろん、腰への負担も大きかったという苗下ろし。腰痛持ちのヤマグチにとっても、本当に助かります……
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12人と3台で運ぶ運ぶ運ぶ
作業風景は写真メインでご紹介していきます。
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作業終了
途中苗がなかなか搬入されないハプニングもありながら、無事作業終了。
ヤマグチも微力ながらお手伝いをしていたら汗だくに。ヒートテックを着ていったことを激しく後悔しました。
この日は3,200箱を並べて終了でしたが、今年は合計12,000箱を並べるそう。農家さんに感謝しながらお米を食べないといけないですね……
ハウスの苗は水をやりながら約20日育成するとちょうど田植えできる長さに成長するとのことで、ゴールデンウイーク頃に田植えの予定。
その頃にはまた何かの形でお伝えできればと思います。
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最後に
見学した翌日は腕が筋肉痛でパンパンになりました。
「バイト来なよ。うちは全然いいよ」と言って頂き「ありがとうございます!」と返事したはいいものの、まずは生活改善が先のようでした。情けない。
とはいえ腕を痛めて手伝ったお米の味はきっと格別のことと思います。
ヤマグチはまだ田上町の新米は食べたことがありません。秋になったらぜひ実家のお米と食べ比べをしたいと思います。今から楽しみ。
今回も、田上町の農家さんにお邪魔して、素敵な体験、お話を聞くことができました。引き続き、ヤマグチが得たモノ・コト・ヒトを少しづつ発信、共有していこうと思います。
何かひっかかった部分が少しでもあれば、他の記事や町のHP・SNSなども覗いて頂けたら幸いです。
田上町について、お時間を割いて下さりありがとうございました。
地域おこし協力隊のヤマグチがお届けしました。